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できれば映画に浸っていたい。。

鑑賞した映画のレビューや解説を勝手気ままに書いていきます。

ファンタジー

ミュージカルの新たな活用形・映画『ラ・ラ・ランド』レビュー ※半ネタバレあり。

『ラ・ラ・ランド』(2016年) 原題 :La La Land製作国:アメリカ配給 :ギャガ、ポニーキャニオン <スタッフ>監督・脚本:デイミアン・チャゼル 撮影:リヌス・サンドグレン 美術:デビッド・ワスコ 音楽:ジャスティン・ハーウィッツ <キャスト> ライ…

美の悪魔に魅入られた世界/映画『ネオン・デーモン』レビュー ※半ネタバレ注意

映画レビュー「ネオン・デーモン」酔いどれシネマ☆JACK#1 『ネオン・デーモン』(2016年) 監督/ 原案/脚本:ニコラス・ウィンディング・レフン 共同脚本:メアリー・ローズ ポリー・ステンハム 製作国 :フランス・アメリカ・デンマーク合作 配給 :ギャガ …

驚愕のド直球。映画『pk』について

映画『pk』について。広尾のシネマ☆JACK#8 『pk』(2014年) 監督:ラージクマール・ヒラーニ 脚本:アビジャート・ジョーシー ラージクマール・ヒラーニ 製作:ビドゥ・ビノード・チョープラー ラージクマール・ヒラーニ 製作国:インド 配給:REGENTS 国内…

激しい喪失感との対話。映画『退屈な日々にさようならを』について

『退屈な日々にさようならを』(2016年) 監督・脚本・編集:今泉力哉 プロデューサー:市橋浩治 配給:ENBUゼミナール 映画『退屈な日々にさようならを』予告編 第12回トランシルヴァニア映画祭(2013年)にて、最優秀監督賞を受賞(「こっぴどい猫」)した…

世界中が求める究極の”お母ちゃん”像。映画「湯を沸かすほどの熱い愛」について

「湯を沸かすほどの熱い愛」(2016年) 監督・脚本:中野量太 主演:宮沢りえ 配給:クロックワークス 映画「湯を沸かすほどの熱い愛」ショートレビュー 【あらすじ】 主人公は、幸野家が営む銭湯「幸の湯」のオカミ<双葉(ふたば)>。1年前に亭主<一浩>…

映画「ダゲレオタイプの女」と「イレブン・ミニッツ」 最近作にみる、論理的”技法”で魅せる映画たち。

「ダゲレオタイプの女」(2016年) 【あらすじ】 舞台は”現代の”パリ郊外、再開発計画エリアにある街。 主人公の青年”ジャン”は就職難の中、比較的待遇の良い「写真家”ステファン”の助手」に応募し、アッサリと採用される。 写真家”ステファン”はフランス発…

独断と偏見に満ちた「2001年宇宙の旅」解釈論 ※ネタバレ注意

「2001年宇宙の旅」(1968年) 【ストーリーについて】 まず、この物語は神=創造主の”正体”に対する科学的なアプローチを主題としている。(スピリチャルな切り口は敢えて排している。)モノリスは究極の人工物であり、コンピュータとか人工知能みたいなも…

映画にみる、出逢いと人生。「ベストセラー」と「レッドタートル」について。

【映画情報】広尾のシネマ☆JACK#1 「ベストセラー 編集者パーキンズに捧ぐ」(2016年) 【あらすじ】 1920年代、ヘミングウェイやフィッツジェラルドなどアメリカ文学を代表する著作を手掛けた名編集者マックスウェル・パーキンズ(以下、マックス)と彼に…

いかにも”嘘っぱち”だが、どこかリアルで魅力的な映画たち。

ふきげんな過去(2016年) 【あらすじ】 つまらない日常に辟易し、なんとなく毎日を過ごす女子高生・果子(二階堂ふみ)が主人公。彼女はエジプト風豆料理屋「蓮月庵」を営む祖母サチ(梅沢昌代)、母サトエ(兵藤公美)、無職(?)の父タイチと共に暮らし…

人は妖精たち(自然)と宴を共にできるか? 〜映画「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」〜

「ソング・オブ・ザ・シー 海のうた」(2014年) アイルランド伝説に登場する想像上の生物”セルキー”を母親に、普通の人間を父親にもつ兄妹の物語。セルキーは海の中ではアザラシ、陸上では人間の姿をしている妖精の一種らしい。そして、この物語は多くの妖…

笑えて泣けて、あったかい。。映画「アスファルト」について。

「アスファルト」(2015年) 映画『アスファルト』予告編 ”笑い”というのは実に奥深い。意外に、それは”恐怖”や”哀しみ”といった一見異なる感情の機微と表裏一体だから。 本作は、特に独特の”ユーモア(あるいはエスプリ?)”と”哀切感”との取り合わせが極め…

ゴジラ今昔物語。

ゴジラ(1954年) これは”怪獣映画”の体をなした、極めてリアルな社会派ドラマだ。核開発など”力の論理による秩序形成”に対し、強い警鐘を鳴らす。 「暴力による問題解決」に向けられた老教授の”憤り”。 ゴジラの容赦なき破壊行為に対する民衆の”怒り”。 純…