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できれば映画に浸っていたい。。

鑑賞した映画のレビューや解説を勝手気ままに書いていきます。

映画「ニュースの真相」で魅せる”レオニダス王”的 心意気。

映画 ヒューマンドラマ サスペンス 社会派ドラマ 実録もの

「ニュースの真相」(2016年)

 興奮した!凄い面白い!!もしかしたら、(現時点での)本年マイベストワンかも。

2004年、CBSの番組がブチまけたジョージ・W・ブッシュ米大統領の軍歴詐称(?)疑惑報道。本作は、その”スクープ自体の真偽”が疑惑となってしまったという実話を描いたものだ。

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映画『ニュースの真相』予告篇<ロングVer.>

 

正直言って、本件における報道の真相などには、あまり興味がない。むしろジャーナリズムを生業にする人が、”正義”や”中立性”を高らかに謳うサマに遭遇すると”欺瞞”すら感じてしまう。

そんなことよりも、主人公の女性プロデューサーが醸す”哀切感が堪らないのだ。ケイト・ブランシェット演じる、その”敗軍の将”には、確固たる”物語”が存在する。(この”物語”は”仮説”とか”前提”と言い換えてもよいかも知れない。)人は常々”物語”に魅了されるもの。”報道”とはいえ、営利目的のメディアに乗っかる時点で、”物語”が要求されるのだと思う。したがって、彼女の仕事におけるスタンスは健全なのだ。

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終盤、彼女が自らのプライドを賭けた”物語”を武器に、内部調査委員会の連中と対峙する姿は、観ているこちら側の心を鷲掴みにして離さない。まるで「300(スリーハンドレッド)」の主人公がペルシア軍と向き合うクライマックス・シーンを彷彿とさせる勢いなのだ。

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『300<スリーハンドレッド>』予告編

 

キャスター役のロバート・レッドフォードもまた素晴らしい。彼がまるで主人公の労をねぎらうように、カメラに向けて語りかけるシーン。これを観て涙腺が暴発する観客も多いのではないだろうか。

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※出演しているネット番組でも本作を紹介させていただきました!


【映画情報】「ニュースの真相」「300<スリーハンドレッド>」「アンフレンデッド」〜広尾のごきげん空模様 #72〜