できれば映画に浸っていたい。。

鑑賞した映画のレビューや解説を勝手気ままに書いていきます。

2016-09-19から1日間の記事一覧

映画「ニュースの真相」で魅せる”レオニダス王”的 心意気。

「ニュースの真相」(2016年) 興奮した!凄い面白い!!もしかしたら、(現時点での)本年マイベストワンかも。 2004年、CBSの番組がブチまけたジョージ・W・ブッシュ米大統領の軍歴詐称(?)疑惑報道。本作は、その”スクープ自体の真偽”が疑惑となってし…

映画とナチス・ドイツ。。

「栄光のランナー 1936ベルリン」(2016年) ナチス政権下のベルリンで開催された1936年のオリンピック。これは、その大会で前人未踏の四冠を果たしたアメリカ代表ランナー、ジェシー・オーエンスの半生を描いた伝記映画だ。 映画『栄光のランナー/1936…

映画「LOVE【3D】」に観る、”愛しさ”と”切なさ”

「LOVE【3D】」(2015年) 映画「LOVE」ショートレビュー 【あらすじ】 主人公”マーフィー”は、妻の”オミ”と未だ幼い息子との三人暮らし。 オミが息子の面倒に明け暮れる日々のためか、夫婦間に流れる倦怠感がマーフィーの心に暗い影を落としている。 元旦…

アイルランド映画における若者たち。

「ブルックリン」(2015年) この映画も、先ずは映像が印象的。40年代〜50年代の”アメリカ製ポスター”から飛び出して来たかのような、パステル調でクラシカルな色彩。衣装も含め、緑と赤を強調した色合いが「アメリ」とかを彷彿とさせる。 内容の方は、、ピ…

生き様にこだわるオトコたち、その明暗。。「スティーヴ・マックィーン その男とル・マン」&「海よりもまだ深く」

「スティーヴ・マックィーン その男とル・マン」(2015年) 往年の大アクション・スター、スティーブ・マックィーン入魂の一作「栄光のル・マン」制作にまつわるエピソードをとおして、彼の半生を追ったドキュメント。この作品は、カーレースに魅了された”彼…

知らない、ふたり(2016年)

この映画の登場人物って、みんな少しずつ変わり者(笑。 その人間的ズレみたいなのが独特のユーモアやリアリティを醸してるような。 特に青柳文子演じる小風の”気持ち悪くない変人ぶり”が印象的。 片想いの連鎖のような、ちょっと風変わりな恋愛感情の機微を…